英国生まれの木材用塗料
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大阪体育大学剣道場



場 所:大阪体育大学剣道場
面談者:作道師範、神崎総監督


剣道場の仕上げは?
 通常、剣道場の床は無塗装仕上げで、日常のお手入れは水拭きになります。
 今回、無塗装の使用感を維持しつつ、道場の床がカビにより黒く染まってしまう現象をオイル仕上げで止められるかテストをおこなってみました。


大阪体育大学剣道場のオイルフィニッシュ仕上げの経緯

左から作道師範、ワトコ職員、神崎総監督


処理前の剣道場
 
 8年前、「剣道場に発生するカビ?のような汚れを取り除きたい。この問題を解決できますか?」という美津濃潟Xポーツ施設部様からの連絡から始まりました。この時期、たまたま弊社でも武道場にオイルという案があり、絶妙なタイミングでの出発でした。
 早速大阪に向かい状況を拝見した時、以前にも杉材のカビや汚れで困っていた方から、「何とかいい方法がないのか?」という相談があったことを思い出しました。特に杉は腐朽菌がつきやすく無処理での防腐は難しい上、今回は無塗装と同様の使用感を求められているので、「水拭きを止め、木の呼吸を止めずに表面を油膜で保護するのがベスト。汚れの問題は必ず解決できます」と考えて提案しました。先生と美津濃さんに同意を頂き、3面ある剣道場の1面をオイルフィニッシュ仕上げで試みることになりました。


施工
施 工 日:平成10年12月14日〜15日
床 材 料:杉無垢フローリング材研磨処理
試験塗料:ワトコティンバーレックス
(左)研磨後 (右)研磨前

全面研磨

事前にラインを引き、全面にオイルを散布。

入念にポリッシャーで磨きこみ

 オイルフィニッシュで仕上げた1面の床を、半年にわたり道場の無処理の床と共に使用して戴き比較した結果、使用感は無処理の床に劣ることなく良好であると評価されました。
 更に1年間、比較試験を続けましたが汚れの発生もなく、摺り足や踏み込みにも支障がないとの評価を頂きました。
 11年12月20・21日の2日間、残り2面の改修工事が行われ、全面がオイルフィニッシュ仕上げになりました。
 平成14年5月に床全面をオイルで再塗装し、平成18年1月の全面改修工事では床の張り替えが行われ、オイルフィニッシュ仕上げで塗装されました。


両教授および鍛錬にお励みの学生の皆様からの意見を紹介します

「塗装後3ヶ月経過したら足にますます馴染み、理想的になってきた。」
「これまでカビのようなものに悩まされていたが、その心配が全くいらない。」
「木の目がきれいで気持ちいい、集中できる。」
「寒稽古中、正座をしていても、腰が冷えない。」
「無塗装仕上げの床のように、滑ったりしない。」


日常のお手入れ

・大きなゴミを掃き掃除
・水拭きではなく乾拭き
※よく使う部分にはメンテナンスムースが役にたちます。


剣道場の床に求められる条件

 1.摺り足に支障がない事。
 2.柔らかさを失わない事。
 3.季節を通じて同じ感触である事。
 4.光線が反射しない事。
 5.足にかく汗が邪魔にならない事。
 6.維持管理が容易である事。


 「踏み込み時の衝撃」「摺り足の感触」という点で無塗装仕上げとオイルフィニッシュ仕上げのどちらかを選択するかは剣道家の感性になりますが、ワトコオイルはお手入れが容易で尚且つ木の特徴を最大限に発揮できる塗料として、体育館の床との違いをこれからもPRさせて戴きます。

 最後になりますが、作道先生、神崎先生には、多大なるご指導を戴くとともに、研究の場を与えて戴いております事を感謝申し上げます。

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