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製造部 飯泉

木はなまもの。煮沸時間一つを取っても加減が難しく、そこが面白い

――北三に興味を持つようになったのは、なぜですか。

工業系の学校に通っていました。建築科でしたから、木材を扱うことが多かったです。
いざ就職活動をする時、木材関係の仕事ができる企業はないかな、と探してみたら北三と出会いました。
会社見学の時に工場を見させていただいて、原木置き場に案内されました。日本の木材と比べて、輸入した原木は迫力が全然違うんです。「外国の木材はこんなに大きいのか」と思って、北三の仕事に興味を持つようになりました。
続いて、ツキ板を紹介していただきました。「加工すると木はこんなに薄くなるのか」と感動しました。いろいろな用途で使えますし、木をそのまま使うよりもエコです。こういう製品を作る会社で働きたいと思うようになりましたね。

――お仕事の内容を教えてください。

原木を一次加工してツキ板を生産する部署で、機械操作を担当しています。原木を製材してから、いろいろな工具を使って表面を削り、形を整えていきます。それを機械にセットして、ツキ板に加工していく工程を任されています。
木はなまものです。煮沸してアクを抜く工程があるのですが、煮沸時間が足りないと木が硬いままで加工しづらく、煮すぎると今度は逆に柔らかくなりすぎて肌触りが悪くなってしまいます。木を扱っていると、そのあたりの加減が難しく、面白いところですね。

北三では、営業と製造の距離感がすごく近いです。年齢の近い営業担当者も多いので、工場にもよく足を運んでくれて、「この製品、評判が良かったよ」とか「すぐに売り切れたよ」とお客様の反応を伝えてくれます。
良いものを作ることで「売れたよ」と営業に喜んでもらえて、それを聞くことで自分もうれしくなります。やはり、がんばろうという気持ちにもなりますよね。

当社には独自技術を使って生産する「リアルテック」という商品があります。
人工的にチヂミ柄を生み出す技術を使うのですが、自分が入社したころは、ある種類の木材でしか加工できませんでした。それが徐々に人工的なチヂミ柄を生み出せる材質の種類が増えてきています。新しい武器になってきていると感じますね。

当社はちょうど今、世代交代を進めているところです。若手が自由に発言できるようになってきているので、リーダーシップを取って、後輩を引っ張っていけるようになりたいです。
若い子の中には「これは嫌。あれは嫌」と不平ばかりを言う人もいます。嫌だと感じることはあるでしょうが、そこを少しの間我慢して、続けることです。そうすれば仕事も上手くいき、「嫌だ」と感じなくなっていくのではないでしょうか。

あとは、人間関係に気を付けてほしいですね。人間関係が悪くなると、どんなに良い職場でも仕事が面白くなくなってしまいます。嫌な人や気が合わない人と一緒の職場になることもあるかもしれませんが、上手く付き合っていけるような人付き合いのやり方を身に付けておいてほしいですね。